睡眠時無呼吸症候群
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睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中に呼吸が一時的に止まる、あるいは浅くなる状態を繰り返す疾患です。
代表的なタイプは「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」で、上気道が閉塞することで発症します。
代表的なタイプは「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」で、上気道が閉塞することで発症します。
主な症状と原因
【症状の例】
- いびきが大きい
- 睡眠中に息が止まる
- 起床時の頭痛
- 日中の強い眠気・倦怠感
- 集中力の低下
【原因として多いもの】
- 肥満
- 顎や喉の形態的特徴
- 鼻閉(鼻づまり)
- 飲酒・喫煙などの生活習慣
検査方法
当院では、自宅で行える簡易検査(スクリーニング検査)を行っております。
必要に応じて、提携医療機関での精密検査(ポリソムノグラフィー)をご案内することもあります。
必要に応じて、提携医療機関での精密検査(ポリソムノグラフィー)をご案内することもあります。
治療の流れ
1. 初診・問診(症状のヒアリング)
いびき、日中の眠気、起床時の頭痛、集中力の低下などの自覚症状や、家族からの指摘などについて詳しく伺います。
また、生活習慣や既往歴、体格、喫煙・飲酒の状況も確認し、無呼吸のリスクを評価します。
また、生活習慣や既往歴、体格、喫煙・飲酒の状況も確認し、無呼吸のリスクを評価します。
2. 簡易検査のご案内(自宅での検査)
睡眠時無呼吸が疑われる場合は、専用の検査機器を使った簡易検査をご案内します。
小型の測定装置を自宅で装着し、一晩の睡眠中の呼吸状態・血中酸素濃度・いびきなどを記録します。簡単に取り扱える機器です。
小型の測定装置を自宅で装着し、一晩の睡眠中の呼吸状態・血中酸素濃度・いびきなどを記録します。簡単に取り扱える機器です。
3. 検査結果の説明・重症度の評価
検査結果から「無呼吸低呼吸指数(AHI)」などを分析し、睡眠中にどれくらい無呼吸が起きているかを評価します。軽度・中等度・重度に分類し、必要があれば精密検査(ポリソムノグラフィー)をご案内します。
4. 治療方針のご提案
症状や検査結果に基づき、治療方法をご提案します。軽症の場合は生活習慣の改善や体重管理、鼻の通りを良くする治療などを行います。
中等度以上では、CPAP療法などの継続的な治療が必要となることがあります。
中等度以上では、CPAP療法などの継続的な治療が必要となることがあります。
5. CPAP療法の導入(必要な場合)
CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)は、睡眠中に一定の圧力で空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療です。
専門業者と連携し、ご自宅で使用できる機器の導入と使用指導を行います。装着は簡単で、継続使用が大切です。
専門業者と連携し、ご自宅で使用できる機器の導入と使用指導を行います。装着は簡単で、継続使用が大切です。
6. 定期的なフォローと治療継続
CPAP療法を導入した場合は、月に1回程度の通院で治療状況や装着状況、機器の使用時間などを確認します。症状の改善度や生活上の変化を把握し、必要に応じて設定調整や他の治療法の検討も行います。